【Symbolの社会実装を探る】 Juggle(PPAP対策)

暗号資産初心者の私が、暗号資産及びSymbol(XYM)に投資する理由はいくつかあります。

下記はその一部です。

  • 日本における分散型暗号資産への興味
  • ハーベストによるストックオプション型投資
  • 日本における社会実装例

今回の記事は、シリーズでその一つである日本におけるSymbolの社会実装例を一つ一つ取り上げて行きたいと思います。

見てみるといろいろなところで、社会に貢献するテクノロジーやサービスがあることがわかりますよ。

今回は、”Juggle”について、取り上げていきますね。

早速、みていきましょう。

会社概要

”Juggle”は、サービス/プロダクト名であり提供している会社は”Opening Line”という会社のようですね。

少し見ていきましょう。どんな会社なんだろうか・・・

今回の記事における画像引用 https://www.opening-line.co.jp/about

Opening Line 公式ホームページより

基本的な会社情報は、下記の通りみたいですね。


会社名
株式会社Opening Line 
Opening Line, Inc

代表者
代表取締役 佐々木 亮一

本社所在地
〒108-0023 
東京都港区芝浦3-17-11 天翔田町ビル 704

本店所在地
〒1030027 
東京都中央区日本橋3丁目2番14号新槇町ビル別館第1

設立日
2017年4月12日

顧問弁護士
道下 祟(西村あさひ法律事務所)

加盟団体
ブロックチェーン推進協会(BCCC) 
IoT推進コンソーシアム 
東京商工会議所 
未来共創イニシアティブ

このOpening Lineという会社のブロックチェーン事業内容の中に、”Juggle”という事業があるんだな。

非上場企業でスタートアップで頑張ってる会社のようですね。

先日も、採用が決まったという報告がポストされていますね。

私が、フォローしている”daarmu”さんです。初心者の方は、参考までにフォローしてみてくださいね☺️

「エンジニアのための実践SYMBOLブロックチェーンアプリケーション」刊行

こちらの書籍は、すごくSymbolのエンジニアの皆さんのみならず話題ですね。

その発刊は、OpeningLineさんです。そして、発刊元は「秀和システム」さんになります。

更なる開発に期待が持てますね。

事業内容

ブロックチェーン技術を活用したファイルセキュリティシステム「JUGGLE」の開発・販売をおこなっているようです。

JUGGLEとは、アップロードするファイルに対し、安全性の高いパスワードを自動で生成し、ブロックチェーン技術と暗号化技術を統合することで、秘匿性の高いファイル共有と快適な操作環境を実現するファイル共有アプリケーションのことです。

JUGGLEを利用することでパスワードを意識することなく、セキュリティ面を維持しながらファイルを共有することができ、PPAPの課題であった安全なパスワードの付与、共有の手間と安全性の課題を解決することができるプロダクト・サービスになっています。

後ほど、初心者なりに「どういうこと?」を少し深掘りしてみたいと思います。

また、Opening Lineでは、その他にもブロックチェーン事業として、製造業向けのブロックチェーンを利用したサプライチェーンマネジメントシステムの構築をはじめ、ヘルスケア、介護福祉、教育、採用などさまざまな領域へのブロックチェーン技術の社会実装を行っています。

ブロックチェーン技術の社会実装によって「安心・安全・協調」社会を実現することを目指しているようです。

これは、応援したいですね。

何より、そこに使われているのが、Symbolブロックチェーンの技術であるということですね。

ブロックチェーン事業について少し中身をみてみましょう。

  • Juggle
    • ブロックチェーン技術を活用した次世代ファイル共有アプリです。PPAP問題の代替手段にもなり、パスワードを意識せず安心・安全でかつ容易なファイル共有が実現できます。
  • ZEROカーボン事業
    • 地球環境に優しい世界を目指し、環境によいアクションを取った人へのポイント還元や二酸化炭素排出量トレーサビリティの基盤構築をブロックチェーン技術を活用し構築しています。また、SDGsのゴールを目指しています。
  • Wallet事業
    • 健常者と同じように自由なタイミングで買い物ができないという問題を解決するプロジェクトです。Symbolブロックチェーンのマルチシグ機能を用いて知的障碍者の方でもネットショッピングやキャッシュレス決済に対応するためのアプリケーション開発や実証実験を行っています。
  • DX事業
    • 複数ステークホルダー間で安全に情報を共有できるシステムの構築製造業メーカの物流部門と配送業者間における手配情報や配送情報を追跡できる仕組みをブロックチェーン技術を活用して構築し、輸送事故の防止や業務の効率化に貢献しています。

また、ブロックチェーン事業以外にも、大企業向けのPLM(Product Lifecycle Management)システムの導入支援・開発なども手掛けていますね。

  • PLMシステム
    • PLM(Product Lifecycle Management)は、製造業などのものづくりに携わる企業にとって必須の基幹システムです。PLMでは、企画・設計・製造・調達・保守といった製品ライフサイクル全体を通じて発生するBOMやCAD情報など情報を集約し、企業の製品開発力や企業競争力を強化することを目的としています。

今後、プロダクトやサービスの認知とニーズの拡大により、大きく成長していきそうな会社ですね。

Juggleについて

Opening Lineという会社の認知やプロダクトの拡大によりSymbolブロックチェーン技術は大きく拡大することは明らかですね。

では、そのサービス/プロダクトである”Juggle”そのものについてみていきたいと思います。

PPAP対策とは?

ピコ太郎さんのPPAPではありませんよ。

流行りましたけど。。。ちょっと違います。Xでもポストしてますが、ご参考までに。

Juggleにより、PPAPというセキュリティ面で懸念が大きい、長年のビジネス慣習が崩れる時が来た!?ということですね。

「PPAP」とは、「文書ファイルなどをパスワード付きZIPファイルにしてメールで送り、パスワードを別のメールで送信する方法」です。

これは、一般的にビジネスでもよく使われる方法だと思います。

私もサラリーマンなので、すごく身近に体験しています。

昨今、このPPAPを廃止する動きが大手ITベンダーで進んでいます。

特に、2020年11月に内閣府と内閣官房でPPAPを廃止すると発表してからは、民間企業にも廃止の波が広がりました。

平井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年11月24日

内閣府HPより

発表内容の詳細はこちら


PPAP全面禁止という方向性を打ち出し、その代替手段として、クラウドストレージを含むコラボレーションツールの利用を検討している企業が非常に多くなっているというのが現状ですね。

まとめると、このような現状があることがわかりました。

その社会的な潮流に合わせて、Symbolのブロックチェーン技術を活かした解決サービスがJuggleというわけです。

すごく興味深いですよね?

Juggleのファイル共有のイメージ

こちらの図がJuggleのファイル共有イメージです。

社内では、さまざまな共有手段にて、ファイルを共有でき、メールはもちろん、LINEやSlackなどで共有情報を通知できます。

また、社外では、サービスストレージに暗号化してアップロードし、暗号がゲストユーザーに通知される仕組みがあることがわかりますね。

画像引用 Juggle

https://www.juggle.jp

このように、Symbolブロックチェーンの技術を駆使し、簡単に、そして安全にファイルの共有が行えるサービスなわけですね。

Juggleが解決できること

実際に、サラリーマンでもありますので、どのような困りごとを解決できるのでしょうか。

  • 個人情報や気密性の高い情報をメールで送るのは不安
  • 取引先とのファイル共有を効率よく安全に行いたい
  • 必要な時必要な人とファイルの共有や受け渡しをしたい
  • ファイルを受け渡し共有したことを関係者にその都度、連絡するのが面倒
  • 受け渡しファイルが相手に届いたかどうか気になる
  • 誤送信に気付いた時のリカバリーを簡単にしたい
  • ソフトのインストールや面倒な設定、パスワード管理の手間がかからないサービスを簡単に導入したい

上記のような、悩みが多いのは事実だと思います。

正直、サラリーマンの業務の中でも、特に”ファイルを受け渡し共有したことを関係者にその都度、連絡するのが面倒”な点は、改善してほしい所としてありますね。

事業者としては、”ソフトのインストールや面倒な設定、パスワード管理の手間がかからないサービスを簡単に導入したい”というニーズは、現在の社会の潮流の中でも大きなニーズになると思われます。

画像引用 Juggle

https://www.juggle.jp

Juggleの特徴と強み

今まで紹介したように、社会的な流れの中で、画期的なファイル共有サービスであることはご理解いただけたかと思います。

それでは、最後に”Juggle”の特徴と強みについて触れて、今回の調査を終了にします。

  1. パスワードもファイルも自動で暗号化そしてシンプルな操作性
  2. 社内の共有化ツールはそのまま使用可能
  3. 誤送信対策(共有無効化機能)
  4. トレーサビリティ(開封・共有確認)
  5. 許可された端末でしか開けない

上記のような強みと特徴が挙げられています。

Juggleでアップロードするファイルは、安全性の高いパスワードを自動で生成し、ブロックチェーン技術により暗号化して、送付することが可能です。
受信者が自分でパスワードを入力して管理しなくてもよいという非常にシンプルな操作性になっておりセキュリティも万全であるところがポイントになりそうですね。

企業で利用しているメール環境(Outlook、Gmail)やクラウドストレージ(BOX等)をそのまま利用して重要データの受け渡しが可能であることです。新たなメール環境の導入などはなく、現状に使いできるのは導入時のメリットになりそうです。
また、PCのみならずモバイル端末(スマートフォンなど)からも安全にファイルを共有できるので安心ですね。

私は、出先でほとんどスマホもしくはiPadにて仕事をしています。

なので、”PCをいちいち開いて、圧縮しパスワードをつけて送付”という従来の慣習がなくなることを心待ちにしています。

Juggleには、誤送信した場合の安全対策として、ファイル送信者が共有を無効化できる機能も準備されています。

これは、導入企業にとってはメリットでしかありません。

人為的ミスのリスクは、常に存在しますが共有者が共有を無効化できるのは、リスク回避の観点から素晴らしいと思います。
また、BOX等の保存先のストレージを問わず、仮に保存先のファイル自体を盗まれても、正規の受信者でないと中身を見ることができないシステムになっており、セキュリティ面は万全とも言える内容です。

充実したトレーサビリティ機能つまり、追跡機能とも言い換えられる機能が実装されています。

ファイル送信履歴画面からファイル受信者がファイルを開封したかを確認することができます。

このダウンロード通知機能により「データを送ったけど、相手が受け取ったかどうか分からない」という実際のサラリーマンの悩みも解消されます。

初期設定でファイルの送受信に必要なキーを生成し、端末に保存する仕組みになっているため、ダウンロードして復号できるのはその端末だけになります。
ファイルを盗まれても、他の端末では復号できません。

情報化社会の中で、情報漏洩のリスクはつきものですね。

今回、ファイルを盗まれても該当端末での復号システムを実装しているので、安心ですね。

東京都の令和5年度「安全・安心な東京の実現に向けた製品開発支援事業」に採択

2023年11月13日にOpening Line社より、下記のリリースがありました。

令和5年度「安全・安心な東京の実現に向けた製品開発支援事業」については、こちらからご覧いただけます。

Juggleにおける外部連携機能の開発を進めていくようです。

非常に楽しみですね。

日本の中心、東京での開発になるのでさらに楽しみですね。

Symbolの行政関連も動き出す?

今後ともWatchしていきたいですね👀

さいごに

今回は、【Symbolの社会実装を探る】 Juggle(PPAP対策)について取り上げてみました。

どうでしたか?

実際のサラリーマンでも非常にイメージしやすいビジネスシーンや企業間でのファイル共有には、安全かつ簡単にファイルの共有ができるJUGGLE(ジャグル)というものがあること。

そして何よりこのJuggleの基盤に「Symbolブロックチェーン技術」が関わっていることをわかっていただけましたか?

Symbolは、確実に社会実装されてきています。

少しでも、皆さんのもとにこのような情報が届けば幸いです。

ビットコイン?暗号資産XYM(Symbol)?なにそれ?怪しい?

その次元は、クリアされつつあるのです。インターネットが社会に実装されてきたように、今から社会の課題解決にブロックチェーン技術の導入が始まるかもしれません。

そして、Symbolブロックチェーン技術がその中に入ることを願っています。

現場【GiMToX】からは、以上です!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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