暗号資産初心者の私が、暗号資産及びSymbol(XYM)に投資する理由はいくつかあります。

下記はその一部です。

  • 日本における分散型暗号資産への興味
  • ハーベストによるストックオプション型投資
  • 日本における社会実装例

今回の記事は、シリーズでその一つである日本におけるSymbolの社会実装例を一つ一つ取り上げて行きたいと思います。

見てみるといろいろなところで、社会に貢献するテクノロジーやサービスがあることがわかりますよ。

今回は、” Wave Financial ”について、取り上げていきますね。

少し調べてみたところ、Wave Financial Groupにはいくつかあり、Wave Degital Assetのチェックと

InvestaXのチェックになるかなとおもいます。

ただ、Symbolブロックチェーンが使われているか?は不明なままでしたので、歴史編として現在の状況をまとめておきますね。

色々な情報を探してみました。私なりに調べたこと、そして情報ソースを残しておきますね。

みなさま、ご存じdaarmuさんですね。

色々なSymbol関連の状況を把握し、ウォッチされていますよ。

いつもありがとうございます。

Xのアカウントはこちらですので、是非初心者で誰をフォローしたらいいかわからない方は、フォローしてみてくださいね。

時系列でのWave Financial 情報を整理する

そして、事実としてSymbolブロックチェーンをトレーサビリティに活用するプロジェクトがあったということです。

ー2020年3月19日


デジタル資産管理会社である「Wave Financial Group」が、蒸留酒メーカーである「Wilderness Trail Distillery」と協力して「Wave Kentucky Whiskey 2020 Digital Fund、Ltd」と呼ばれるファンドを設立したことが複数の報道で明らかになりました。同社は2,000万ドル相当のバーボンウイスキーをトークン化して、投資可能な新たなデジタル資産を生み出しています。

BITTIMESに掲載された記事「ブロックチェーンで「バーボンウイスキー」をトークン化|投資可能なデジタル資産に」より引用しています。

情報ソースURLリンクは、もうありませんでしたね。

ここから、話が始まっているとおもいます。

そして、この時は「イーサリアムを用いて開発してるよ〜」ってことだとおもいますよ。

後ほど、その根拠をお話しします。

ー2020年7月10日


NEM and Wave announce launch of Kentucky whiskey fund 

Investors will now be able to invest in a tokenised Kentucky whiskey fund following a partnership between NEM and Wave Financial Group  July 10 2020

和訳すると、

”NEMとWaveがケンタッキーウイスキーファンドの立ち上げを発表

NEMとWave Financial Groupのパートナーシップにより、投資家はトークン化されたケンタッキーウイスキーファンドに投資できるようになります 2020年7月10日”

ここで、発表されたわけですね。

原著記事は、「NEM and Wave announce launch of Kentucky whiskey fund」ですね。

日本でも報じられましたが、やはり一番早いのはトレストさんのポストでわかりますね。

トレストさんは、いうまでもないですね。フォローしてみてください。

ー2020年7月19日


少し時を経て、”COIN TOKYO”さんにてリリースされています。

「NEMの次世代ブロックチェーン「SYMBOL」で400万本のバーボンの資産担保証券を発行へ」の記事にて紹介されています。

NEMブロックチェーンの次世代チェーン『Symbol』は、米投資顧問会社Wave Financialとの提携により、2020年後半にもバーボン・ファンドのセキュリティ・トークンを発行する。ウイスキーの価値に裏付けられたトークンはデジタル証券として機能する。仮想通貨ネム(XEM)、及びNEMブロックチェーンの開発を主導するNEMグループが11日に発表した。

というわけですね。

記憶にあるみなさまも多いのではないでしょうか?

当時の記事内容


NEMとWave Financial Groupは、今年後半に公開されると、SymbolプラットフォームでKentucky Whiskey Digital Fundトークンを発売すると発表しました。

この最新の開発は、デジタル資産マネージャーのWave Financial Groupが、ケンタッキー州に本拠を置くWilderness Trail Distilleryと協力して、1年相当の生産に相当する最大25,000バレルの2020年ヴィンテージバーボンのファンドを立ち上げていることを明らかにした後に行われます。

このファンドにより、投資家は毎年400万本のバーボンボトルの推定在庫にリンクされた資産担保トークンを購入することができます。

ニュースについて、ウェーブ・ファイナンシャル・プレジデント兼ファンド・マネージャーのベンジャミン・ツァイは次のように述べています。「ケンタッキー・バーボンは投資家にとって大きな機会を表しています。多くの資産が時間の経過とともに価値を失うため、ウイスキーは独自のバレルエイジングプロセスのために価値を蓄積します。世界中の投資家は、成長を続ける米国のウイスキー市場へのエクスポージャーを得ることができ、通常はどちらも提供していない高級品市場に流動性とアクセシビリティを導入することができます。」

このファンドへの投資は、米国以外の米国および認定された米国の投資家に開放されており、SEC規制の遵守を確保するための2つのトークン発行となります。

カリフォルニアの登録投資アドバイザーとして、ウェーブファイナンシャルは以前にイーサリアムでトークン化してきましたが、このファンドにシンボルのユニークな機能を活用しています。

Wave FinancialのCEOであるDavid Siemerは、次のように付け加えました。「ファンドを立ち上げた後、私たちはこのユニークな提供を促進するプロトコルを探していました。NEMのシンボルは、その技術力により、ネットワークアーキテクチャの最前線でセキュリティトークンの発行を目的として構築された自然なフィット感でした。」

NEMは、トークン発行のための規制に準拠したフレームワークを構築しているブロックチェーントークン協会の検証済みトークンフレームワークの創設署名者の1つです。

NEMは2015年に独自のトークンを立ち上げ、現在の時価総額4億3100万ドルで時価総額でトップ50の暗号通貨に一貫してランクインしています。

NEMグループの最高投資責任者であり、NEMベンチャーズのマネージングディレクターであるデイブ・ホジソンは、次のように結論付けました。

「NEMからのSymbolの最初のコミットされたセキュリティ発行を見て、その発売前でさえも嬉しく思います。私たちは2020年初頭からWave Financialと協力してこのユニークな資産クラスをトークン化しており、この進歩を見るのはエキサイティングです。Waveチームは、デジタル資産トークン化の経験があり、完璧な専門家であり、最初のセキュリティトークンの完璧なパートナーです。」


もちろん、Symbolが用いられることも重要ですが、ブロックチェーンの技術を活用して上記のような取り組みができることが素晴らしいですよね。

Fantastic👀

また、冒頭に「イーサリアム」というお話をしていましたが、その根拠がここですね。

”ウェーブファイナンシャルは以前にイーサリアムでトークン化してきました”から推察します。

それから、この時期にNEM/Symbolを活用する方向に至ったというわけですね。

2021年1月10日


詳細が、少しずつ公にされてきました。

こちらの記事ですね。

原著は、「Inside This Fund Manager’s Bet on Kentucky Whiskey as a Crypto Asset」ですね。

記事概要


Wave Financial Groupのファンドマネージャーは、デジタル資産に変えることができる投資を探しているときに、さまざまなオプションを検討しました。美術、ワイン、競走馬はすべて、アメリカの謙虚なネイティブ精神に負けました。ケンタッキーウイスキー-250万ドル相当。

グループのケンタッキーウイスキー2020デジタルファンドは、2020年に2,500バレルの新しいウイスキーを購入し、ケンタッキー州の倉庫に保管されている5年間で3〜5倍の価値が増加すると賭けた。

グループは当初、25,000バレルというより高い目標を持っていました。

これは伝統的な投資ではなく、Wave Financialは今年の2021年版のファンドを検討しています。このファンドは、急成長するデジタル資産空間での実験です。グループは、ファンドの株式を表すデジタル「トークン」を発行し、バレルが保管されている間、投資家は暗号交換で取引することができ、新しい市場を創造し、投資に第2層の複雑さを追加します。

ファンドはどのように機能しますか?

2020年のファンドが投資のために閉鎖されると、カリフォルニアに本拠を置くWave Financialは、パートナーであるWilderness Trail Distilleryから新しいケンタッキーウイスキーの樽の購入を完了し、保管のために倉庫に移動しました。

ウイスキーの熟成は重要です。

バーボンは、米国の法律により、新しいオーク樽で熟成する必要があります。熟成は、ウイスキーの価値を高める方法でもあります。

Wave Financialは、5年後に1バレルの新しいケンタッキーウイスキーの価値が約1,000ドルから3,000ドルから5,000ドル以上増加すると推定しています。

販売コストに小売業者やディストリビューターへの高い手数料が含まれている場合でも、グループは初期投資の少なくとも3倍のリターンを予測します。

1年間のロックアップ期間の後、Wave Financialはファンドの株式を表すデジタルトークンを投資家に発行します。

トークンは、グループが現在交渉中の規制された暗号資産取引所の1つで取引することができます。

「トークン化は、ファンドの部分的な所有権をトークンでブロックチェーンに置くことです」と、Wave Financialの社長兼マネージングパートナーであるBenjamin TsaiはBarron’sとのインタビューで語った。

「1バレルが販売されると、誰もがその価値の獲得を部分的に楽しんでいます。」ブロックチェーンは暗号通貨に不可欠な技術です。

要するに、トランザクションを検証して記録する斬新で分散型台帳システムです。

物理的な世界では、Wave Financialはケンタッキー州の市場状況に応じて、場合によっては数年間にわたってバレルを販売する可能性があります。

バレルが売却されると、投資家はファンドのリターンのシェアのためにトークンをWaveに交換しますが、ファンドはすべてのバレルが売却される前にいくらかの資本を返す可能性があります。

なぜケンタッキーウイスキーなのか?

ウェーブファイナンシャルのツァイと彼のパートナーは、他の資産を検討した後、ケンタッキーウイスキーに落ち着きました。

彼らは、独自のトークン市場を保証するのに十分な代替品を必要としていましたが、時間の経過とともに強力な投資を行うのに十分なダイナミックなものが必要でした。

ハード資産は明らかな選択でした。

カットされなかった資産には、美術品やワインなどの収集品が含まれます。

彼らはまた、不動産、インドネシアの炭素信用、日本の競走馬も考慮した。

「それについてあまり乾燥しているように聞こえたくない」とツァイは言った。

「私たちのモデルは、純粋に良い投資であることです。」

ケンタッキーバーボンの需要が2027年まで前年比で増加するWave Financialの市場調査プロジェクト彼らのデータはまた、それがやや「不況に強い」投資であることを示しています。

世界的な金融危機の間、米国のウイスキー販売は主に堅調に推移し、2007年と2008年の両方で成長しましたが、2010年に成長に戻る前に2009年に1.4%減少しました。

Wave Financialがケンタッキーウイスキーを選んだもう1つの重要な理由は、資産として収集品というよりも商品のようなものだからです。

蒸留と熟成のための規制されたプロセスがあり、大規模なほとんどのウイスキーの価値と、国内外の成熟したウイスキーを定期的に売買する蒸留所、ボトラー、ディストリビューターの液体市場との間にわずかな違いしかありません。

「私たちは商品空間にいて、これは商品であり、私は人々にこれを商品として考えてもらいたい」と蔡は言った。

言い換えれば、それは日本の競走馬よりも安定した市場です。

ツァイは、ウイスキーが成熟したとき、ウェーブファイナンシャルは良い価格で買い手を見つけることができると確信しています。

蒸留器が成熟したウイスキーの即時供給ニーズを持っている場合、ウイスキーをウィルダネストレイルに売却するなど、いくつかの選択肢があります。

彼らはまた、他の蒸留所、ボトラーのような非蒸留生産者、および国際的なバイヤーに販売することができます。

トークン化の側面自体はもう少し不確実です。

投資家がファンドの株式を時期尚早に売却するインセンティブはほとんどないようで、トークン自体の市場がどれほど流動的になるかは不明です。

ツァイは、ほとんどの投資家が持ちこたえると考えているようです。

「私たちのファンドは基本的にプライベートエクイティファンドです」とツァイは言った。

「トークンコンポーネントがない場合、彼らは基本的に乗車のために一緒にいます。」

バロンズからの眺め

ウェーブファイナンシャルのウイスキーファンドは、非常に代替市場に大きな賭けです。ファンダメンタルズは堅実で、液体は保険がかけられており、アジアでバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのコモディティ事業を運営していたツァイは、暗号資産分野の多くの人よりも伝統的な金融の背景を持っています。

しかし、これは紙の上本当によく見える未知の劇のままです。

過去10年間はアメリカのウイスキーに親切でした。

この飲み物は過去10年間で人気が高まっていますが、樽での5年間は味が変わるのに長い時間であり、この投資にはそのリスクがないわけではありません。

ケンタッキーウイスキーの将来の需要の予測は有望ですが、堅実な財務モデリングとは程遠いです。

しかし、投資自体よりも市場にとって意味のあるのはトークン構造です。

デジタル資産は急成長分野であり、これは堅牢な投資ケースを売り込みながら、技術的な面で新境地を開拓しようとする真の試みです。

トークン市場がピッチほど人気がなくても、それは革新になるでしょう。

ファンドの閉鎖は、ビットコインが日常的に記録的な高値に急上昇しており、デジタル資産は2017年の暗号市場の暴落以前以来見られなかった方法で真剣に受け止められています。


このように綴られています。

子こえは、Symbolには触れられていませんね。

Wave Kentucky Whiskey 2021 Digital Fundとは?

そもそも、第一弾として”Wave Finacial Group”は、”Wave Kentucky Whiskey 2020 Digital Fund”を作っているわけです。

この時点では、Symbolブロックチェーンは組み込まれていないです。

なぜなら、この次世代ファンドの”Wave Kentucky Whiskey 2021 Digital Fund”にSymbolが用いられるというアナウンスなわけですからね。

そしてその運用は、”Wave Degital Asset”ですね。ここは大事なポイントだとおもいます。

投資マネージャーとごっちゃになるとわかりにくくなるためです。

覚えておいてください。

このHPのFUND、そして、この”Whisky Fund”こそが「Wave Kentucky Whiskey 2020 Digital Fund」である所以です。

和訳すると、下記の通りですね。

ウイスキー基金

ウェーブ ウイスキー 2020 デジタル ファンド(Wave Kentucky Whiskey 2020 Digital Fund)は、ケンタッキー ウイスキーの熟成に伴う価値の上昇を捉える世界初のトークン化されたウイスキー樽ファンドであり、不況に強いように設計されています。

では、Symbolブロックチェーンによるトークン化が用いられるであろう、”Wave Kentucky Whiskey 2021 Digital Fund”はどういう設計で行われるのでしょうか?

Wave Kentucky Whiskey 2021 Digital Fundの詳細

ここから、Wave Kentucky Whiskey 2021 Digital Fundの詳細に移りましょう。

ここで、ファンドを運用する会社が変わるのでややこしいのです。

しっかりみていきましょう。

こちらは、Wave Kentucky Whiskey 2021 Digital Fundの計画書ですね。

原著は、こちらからご覧いただけます。

そして、発行元は”Wave Degital Asset”です。

原著のリンク飛んでみてくださいね。

Wave Degital Asset”のHPに飛びますよ。

概要

ウェーブのケンタッキー・ウイスキー・デジタル・ファンドの第2弾は、ウィルダネス・トレイル蒸留所からできたてのウイスキー樽を購入し、蒸留所で熟成のために保管し、熟成により樽の価値が上がったら流通市場に販売することを目的としている。

WKW21 – 投資論文

  • ウイスキーは熟成するにつれて価値が上がります
  • 2007 年から 2009 年の危機の間、米国はウイスキーの販売は引き続き堅調に推移した。ウイスキーの売上が前年比で減少したのは 1 期のみ (-1.4%)
  • コロナウイルスの影響で2020年は減少したものの、ウイスキーカテゴリーは2025年まで毎年収益が増加すると予測されています。

ファンドのメリット

資産担保
ファンドは原資産を所有しており、Wave Financialは有利な状況でキャッシュフローを生み出すために清算する能力を持っています。

アクセス
投資家は、高額な前払い費用や継続的なメンテナンスの支払いを負担することなく、有利な資産クラスにアクセスできます。

安全
樽は熟成のために蒸留所の倉庫に保管され、ウェーブによって定期的に監視され、保険がかけられます。

流動性
トークン化により 24 時間 365 日の取引が可能になります。 Wave はデジタル証券取引所へのトークンの上場に向けて取り組んでいきますが、特定の上場や流動性は保証されません。

2020 WKW ファンドのパフォーマンス

ウェーブ ケンタッキー ウイスキー デジタル ファンドは、熟成プロセス中に通常 5 年間で 3 ~ 5 倍に大幅に値上がりする可能性がある資産クラスへのエクスポージャーを提供します。

当社の価格モデルによると、2020 年 8 月に購入した 1,000 バレルの現在の市場価値は 1,037.5 ドルです。 11月と1月に購入された樽は現在、市場で925ドルと850ドルの価値がある。

ファンドの観点から見ると、2021 年第 1 四半期の NAV は +9.2% です。監査済みの財務情報はリクエストに応じて入手可能です。

※過去の実績は将来の結果を示すものではありません。

条項

  • 基金
    • Wave Kentucky Whisky 2021 Digital Fund LLC (ケイマンフィーダーを備えた米国マスターエンティティ)1 (WKW21 ファンドトークンはファンド形成後に発行される予定)
  • ポートフォリオ
    • ウィルダネス トレイル蒸留所から供給された、新たに充填されたケンタッキー ウイスキーを最大 25,000 バレル
  • 投資マネージャー
    • Wave Financial LLC
  • 料金
    • 前払いの取得手数料 5%、年あたり 1%管理手数料、営業コストを除いた販売バレルの 15% の成功報酬
      募金活動
  • タイムライン
    • 最初のクローズ – 7 月 30 日。 2回目の締め切り – 9月31日。最終締め切り – 12 月 31 日
  • 最低投資額
    • 100,000 米ドル

これが詳細でしたね。

注目すべきは、”Wave Degital Asset”からの計画書ですが、投資マネージャーは、”Wave Financial LLC”であるということですね。

追うなら、この投資マネージャーを追う必要があります。

なお、計画段階のアナウンスです。

気になる方は、こちらから確認してみてください。

時系列と投資マネージャーが入り混じっていて難しいので、少し気をつけてくださいね。

なんとこの後、この”計画書”が保留されていたよ!っていう話が出てきます。

ー2021年3月12日


新しい可能性を切り開くブロックチェーン「Symbol from NEM」 NEMグループCEOのデイビッド・ショー氏に聞く”(フィンテックサミット2021特集)の中にもヒントがありました。

当時の日経Biz Gateの記事より引用します。詳細は、こちらからご覧ください。

Symbolを活用するとどんなことが可能になるのか、具体的な例はあるでしょうか?

はい。当社の資本提携先で、中小企業にフィンテックのソリューションを提供する米ウェイヴ・フィナンシャル社は、Symbolを基盤にバーボン・ウイスキーの投資ファンドを立ち上げました。

米国ケンタッキー州のバーボン・ウイスキーの名門作り手が顧客です。

近年はウイスキーも投資対象になっています。

ウイスキーは年によっての”出来”の良しあしがあり、価値が変わります。投資家は10年、20年といった長期間熟成した時点での価格の上昇を期待して樽(たる)単位で購入します。

作り手は仕込んだばかりのウイスキーの一部、あるいはすべてを売却することによって、運転資金を獲得、同時に価格の変動をヘッジすることもできるわけです。

ウェイヴ・フィナンシャルはファンドに投資家を募集して、出資金で蒸留所の樽を購入する計画です。

ファンドの枠は約1年分の生産量に当たる2万5000個に及びます。

一方で投資家は、トークンの形でウイスキーの価値を購入し、そのトークンを保有し、かついつでも売買できるわけです。

新しい可能性を切り開くブロックチェーン「Symbol from NEM」 NEMグループCEOのデイビッド・ショー氏に聞くフィンテックサミット2021特集

まだ、この時期は動いていることが明確ではないかとおもいます。

Symbolローンチに合わせた記事ですね。

今見ても面白いなとおもいました。

ー2021年3月15日


時を同じくして、こちらの記事内でも触れられています。

NEM Launches “Next Generation” Enterprise Blockchain Symbol, to Be Used in Whiskey Fund, CBDC」をご参考にしてくださいね。

Additionally, the platform’s first security token issuance, the Wave Financial’s Kentucky Whiskey 2020 Digital Fund token, will allow investors to purchase asset-backed tokens linked to an estimated inventory of four million bottles of bourbon.

NEM Launches “Next Generation” Enterprise Blockchain Symbol, to Be Used in Whiskey Fund, CBDC

和訳すると、

”さらに、プラットフォームの最初のセキュリティトークン発行、ウェーブファイナンシャルのケンタッキーウイスキー2020デジタルファンドトークンにより、投資家は400万本のバーボンの推定在庫にリンクされた資産担保トークンを購入することができます。”

ここの段階でも実際に進んでいると思われますね。

ここから・・・・空白の時・・・なのかな?

ー2022年12月27日


記事の校閲時期は、わかりませんがアップロードの時期が2022年12月27日ですね。

ここで、新たな進捗がわかりますね。

記事の内容は、「Wave Financial to Launch 2nd Iteration of Popular ‘Kentucky Whiskey Fund’」ですね。

「ウェーブ・ファイナンシャル、人気の「ケンタッキー・ウイスキー・ファンド」の第2回発売」という記事なので、、、おやおや?ってなりますね。

ここで、まず重大なことが明かされています。

Wave Financial has recently announced the pending launch of another ‘Kentucky Whiskey Fund’ for 2021.

This fund looks to build on the success of its 1st iteration, which saw Wave Financial demonstrate a viable and intriguing use-case for digital securities, and spirits alike.

Wave Financial to Launch 2nd Iteration of Popular ‘Kentucky Whiskey Fund’

翻訳すると、

Wave Financialは最近、2021年の別の「ケンタッキーウイスキーファンド」の立ち上げを保留中と発表した。

このファンドは、Wave Financialがデジタル証券やスピリッツのための実行可能で興味深いユースケースを実証した最初の反復の成功に基づいているようです。”

保留中と発表していたのか?

私は、ソースに辿り着けませんでしたので、この記事からフォローバックしました。

つまり、2021年の年初からのプロジェクトである”Wave Kentucky Whiskey 2021 Digital Fund”は保留中でした。

これは、原著のリンクから確認していただければわかりますが、同一です。

そして、もう一度このファンドを立ち上げようということですね。

第2ラウンド

Wave Financialは、ウイスキー/バーボンファンドの2回目の反復のために、ウィルダネストレイル蒸留所と再び提携することを示しています。

ケンタッキー州ダンビルに拠点を置くこの蒸留所は、ブティックでハイエンドのスピリッツの作成を専門としています。

今後数週間で立ち上げられる予定のファンドは、ウイスキー/バーボンを取り巻く印象的な投資実績をバックに投資家を魅了することを望んでいます。

Waveは、これらの精神は通常、5年間でファンドを通じて20%のリターンを提供することができ、「景気後退」に対する強い回復力があると指摘しています。

この種の最初のファンドと同様に、プロセスは単純なものです。

  • ウィルダネストレイル蒸留所で限定ウイスキー/バーボンを購入する
  • ファンドのトークン化された株式を適格な投資家に売却する
  • 複数年にわたる生産現場での熟成製品
  • 価値の満足のいく上昇の後、流通市場で製品を販売する
  • ファンドに参加する人には、最低10万ドルの投資が必要

ということです。

詳細を詳しく知りたい人は、”Wave Degital Asset”にリンクが飛ぶようになっています。

そして、この段階でもSymbolについて明記されています。

Symbol

In order to make this fund possible, Wave Financial has partnered with various other companies.  While Wilderness Trail Distillery will be providing the underlying asset, it is NEM that will be providing the infrastructure needed to create and issue digital securities – a process expected to make use of its potential-laden platform, Symbol.

Wave Financial to Launch 2nd Iteration of Popular ‘Kentucky Whiskey Fund’

和訳すると、

”シンボル

このファンドを可能にするために、Wave Financialは他のさまざまな企業と提携しています。Wilderness Trail Distilleryは原資産を提供しますが、デジタル証券の作成と発行に必要なインフラストラクチャを提供するのはNEMです。”

ここまでは、SymbolそしてNEMが動いていることが容易に想像できますね。

そして、保留中の”Wave Kentucky Whiskey 2021 Digital Fund”が今どうなっているのか気になりますよね。

ー現在


Wave Kentucky Whiskey 2021 Digital Fundを検索してみました。

ありました。

Investa Xという会社さんの中で、発見することができましたね。

Xアカウントは、こちらです。

ホームページは、興味のある方は、是非、覗いてみてください。

もちろん、Wave Kentucky Whiskey 2021 Digital Fundの”投資マネージャー”の名前覚えていますか?

Wave Financial LLCでしたね。

そこは、一致していますね。

え?

ローンチされている?

Symbolブロックチェーン使っているの?

トークン化できてるわけ?


そこについては、InvestaXさんもみてみました。

そして、多くの情報を模索してみましたが、わからないというわけです。

最後にInvestaXも調べて終わりしますよ。

InvestaXについて

こちらですね。

会社概要などは、割愛します。

簡単にいうと、

”世界をトークン化 – 当社のインフラストラクチャ上で資産をトークン化: 当社のトークン化 SaaS プラットフォームは、Software-as-a-Service ソリューションです。”

という会社さんですね。

そして、個人的には”Symbol”の可能性を突き詰める上でパートナーシップまで追ってみました。

Symbolは、ありませんでした。

踏まえて、個人の見解は、下記の通りです。

イーサリアムによって開発されようとしていたWave Kentucky Whiskey 2021 Digital Fundは、Symbolブロックチェーンを用いルコととなる。

しかし、ファンド設立自体が保留されており、あらためて第二弾のWave Kentucky Whiskey 2021 Digital Fundを創設、そして実在している。

しかしながら、そこに、今もなお、Symbolブロックチェーンが”完璧なパートナー”として用いられているのか?いないのか?は不明である。可能性は、かなり低い。

この6行くらいでよかったんじゃない?っておもいますが、楽しく調べてみましたよ。

私は、このファンドのやりたいことが達成でき、そこにブロックチェーン技術があること自体が素晴らしいなと感じます。

このファンドの立ち上げから開発、導入、社会実装の中で少しの間でも”Symbol”が関わっていたことが素晴らしいとおもいます。

さいごに

今回は、【Symbolの社会実装を探る】Wave Financial(歴史編)について取り上げてみました。

どうでしたか?

社会実装に至るまでの大変さもそうですが、Symbolの歴史に触れることができたような気がします。

このような事例を応用してSymbolユースケースや社会実装に繋がっていけばいいなとおもいました。

Symbolは、色々な歴史の中で、さまざまなことを経験し、まさに今確実に社会実装されてきています。

少しでも皆さんのもとに情報が届けば幸いです。

ビットコイン?暗号資産XYM(Symbol)?なにそれ?怪しい?

その次元は、クリアされつつあるのです。インターネットが社会に実装されてきたように、今から社会の課題解決にブロックチェーン技術の導入が始まるかもしれません。

ファンドの世界にもブロックチェーン技術、そして「Symbolブロックチェーン技術」が活用されていくことを願っています。

現場からは、以上です!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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