【Symbolの社会実装を探る】 ”トレサビ”ってなに?(番外編)

暗号資産初心者の私が、暗号資産及びSymbol(XYM)に投資する理由はいくつかあります。

下記はその一部です。

  • 日本における分散型暗号資産への興味
  • ハーベストによるストックオプション型投資
  • 日本における社会実装例

今回の記事は、シリーズでその一つである日本におけるSymbolの社会実装例を一つ一つ取り上げて行く記事を書いています。

その中で、個人的なSymbolへの関わりは、やったこと・参画してみたことを残すことも大事かなと思っているので、備忘録感覚で書いていきますよ。

早速、書いていきますね!

今回の記事作成のきっかけ

今回の記事のきっかけは、【Symbolの社会実装を探る】 シリーズの記事作成を進めているなかで思い至りました。

というのも、現在の【Symbolの社会実装を探る】 クエストの進捗はこちらです。

まずは、ブーストにて応援いただいている皆様に感謝です。

なお、現在ブーストは1727XYMですよ?あり得ません。

(なお、1000XYMは、トレストさんのご厚意であります。)

やる気UP!是非、クエストはやってみる価値がありますので、試してみてください。

初心者用のセットアップも記事にしていますので、こちらから見てみてください。

本当に勇気づけられるとともに、期限が近づくと良い焦りを感じております。

マイルストーンを着々と消化し、現在の進捗は63%です。もう少し。

頑張れ、自分!!

とこんな感じなわけです。

残りの【Symbolの社会実装を探る】のマイルストーンは、何か?

整理すると、後5個(+2個追加)くらいですね。期限には流石に・・・間に合わないか。

  • サイアムレイワの調査及び記事化(初心者レビュー)
  • Bimtrazerの調査及び記事化(初心者レビュー)
  • Iwichainの調査及び記事化(初心者レビュー)
  • Wave Financialの調査及び記事化(初心者レビュー)
  • Symbol決済(Everyday Symbol)の調査及び記事化(初心者レビュー)
  • (任意)追加でSymbolコミュニティーの皆さんから教えていただいた事例を調査・記事化する
    • IchiGo
    • ShizuiNet

こちらをみた上で、”トレサビ”というワードが【Symbolの社会実装を探る】を調査するたびに出てくるんですね。

ただし、私は本当に初心者でして、”トレサビ”ということに対する社会的教養も持ち合わせていたないので、調べるしかない!というわけですね。

前置きが長くなりましたが、ここまで読んでいただき、今回の内容は”トレサビ”ですのでご存じの方は、終わりになります。

それでは、初心者的な理解ですが、”トレサビ”について理解を深めていきましょう。

トレーサビリティとは?

トレーサビリティ(Traceability)とは、トレース(Trace:追跡)とアビリティ(Ability:能力)を組み合わせた造語ですね。

日本語では「追跡可能性」と言われています。

そして、「その製品がいつ、どこで、だれによって作られたのか」を明らかにするために、原材料の仕入れから生産、そして消費または廃棄まで追跡可能な状態の事をさしていると思われます。

昨今、製品の品質向上に加え、企業及び消費者の安全意識の高まりから重要度が増しているようです。

自動車や電子部品をはじめ、食品や医薬品など幅広い分野に浸透しています。

私は、そのような職種ではないので、本当に恥ずかしながら知りませんでした😆

2種類のトレーサビリティ

トレーサビリティにはさまざまな捉え方があるようですが、大きく分けると「チェーントレーサビリティ」と「内部トレーサビリティ」という2つに分けることができるようです。

  • チェーントレーサビリティ
  • 内部トレーサビリティ

なるほど。トレーサビリティには、2つの性質があるということですね。

一つ一つ特徴を見てみたいと思います。

チェーントレーサビリティ

チェーントレーサビリティは原材料から生産、小売まで複数の段階で”製品の移動が把握できる状態”のことを指すようです。

一般的に言われるトレーサビリティはチェーントレーサビリティを指していることが多いようです。

もうこの時点で、”チェーントレーサビリティ”の名前からブロックチェーンとの相性は良さそうなのを感じますけどね。

それは、あまりに安易な考えなので、もう少し調べますね。

チェーントレーサビリティは、原材料・部品の調達から加工、流通、販売まで履歴を追跡(または遡及)できる状態になり、製造した事業者は自分の作ったものが「どこに行ったのかわかる(=追跡できる)」、下流工程の事業者や消費者は、手もとにある製品が「どこから来たのかわかる(=遡及できる)」という状態になります。

そのため製造業者にとっては、製品に予期せぬ問題が生じたとき、原因究明や回収作業が容易になるというメリットがあります。

また、消費者にとっても信頼性の高い製品を選択する指標となり、表示偽装などの不安を払拭できます。

一般的なトレーサビリティ(チェーントレーサビリティ)のメリット

  • 製品に予期せぬ問題が生じたとき、原因究明や回収作業が容易
  • 信頼性の高い製品を選択する指標となり、表示偽装などの不安を払拭

なんとなく、イメージが湧いてきましたね。

内部トレーサビリティ

内部トレーサビリティとは、サプライチェーン全体において一つの企業や工場など、特定の範囲に限定して部品・製品の移動を把握するトレーサビリティのようです。

なぜトレーサビリティが必要なの

こちらについては、上記のメリットでも述べていることになりますね。

しかし、企業にとって非常にメリットがあることは明確です。

何かしらの製品の品質問題が発生したとき、その企業(メーカー)はすばやく原因を突き止め、対処する必要があります。

品質苦情などが一般的かな?イメージしやすいかな?と思います。

その対応が不適切であったり遅かったりすると、消費者はもとより取引先の不信感を高めてしまいますよね。

最悪のケースを想定すると、企業存続が困難となるケースもあるかもしれません。

そのような中、消費者を保護するための法律が成立し、問題製品を速やかに回収することを義務づけられる事が年々増加している傾向があ流というわけです。

トレーサビリティを導入するメリット

トレーサビリティを導入することで得られるメリットは、各種企業によってさまざまだと思いますが、いくつかメリットを調べて、まとめております。

歩留まり向上と不良品の流出防止

製造工程で、製造や検査の不備により発生した不良や欠陥を、付与した識別番号でたどることで、問題の工程を追求することができます。
早期の問題解決は、不良品の発生や欠陥品の流出を防止を可能にし、歩留まりの向上や欠陥品の回収などによる費用の負担を大幅に経験します。

有効な対策が生み出す利益

トレーサビリティを導入すると、原材料の納品から製造工程での加工データ、さらに物流工程での発送/納品データまで細かく情報を収集し蓄積することができます。

これらトレーサビリティにより得られる情報は、不足の事態において必要となる問題の解決には不可欠です。

どの加工が問題だったのか、問題の製品はどこにどれだけ出回ったのかなどを知ることで、早急に有効な対策を打ち出すことができます。

そして事態の早期解決は、市場への早期復帰を可能とし、さらに市場が供給不足にある場合は、業績回復の大きな力となります。

リスク管理が創り出すブランドのイメージ

顧客が製品を選ぶとき、最も重視するポイントは、「安心と安全」です。トレーサビリティを導入し、リスク管理の在り方を明確にすると、製品の高品質化と共に「安全を保証する企業」としてブランドイメージを創り出すことができます。
これを前面に打ち出すことで、企業の規模に寄らず他社との差別化というブランド戦略が可能になり、売り上げの最大化を図ることを実現します。

顧客管理のムダを削減

最終的に製品は、納品先または私たちのような消費者の手に届きます。

トレーサビリティを導入することで、顧客や納入先の情報を入手し、購入履歴や基本情報などのデータを蓄積することが可能になります。

そして、このデータを活用することで、受注の予想や生産の計画、さらに顧客層に応じたマーケティング戦略の立案などが可能になり、ムダのない顧客管理が実現します。

なぜ、トレーサビリティが企業(特にメーカー企業)にとって必要であり、導入するメリットが多いことは、わかりましたね。

なんとなくでいいでしょう。

トレーサビリティ導入の課題

トレーサビリティは、リスク管理に欠かせません。

しかし、すでに導入している企業(メーカー)でも、うまく活用できておらず、大きなトラブルになってしまった例は珍しくないようです。

なので、トレーサビリティがうまく機能しない理由と、その導入を躊躇する理由について簡単に調べ、その解決がブロックチェーン技術によって解決可能なのかを見極めたいですね。

調べると言っても、専門家ではないので、目的を達成することができるのか?だけで十分だと思います。

チェーントレーサビリティの場合

各サプライヤーとの連携という要件がトレーサビリティの実現に大きな課題があるようです。

チェーントレーサビリティでは、トレーサビリティの”範囲”が部品の原材料や部品メーカー、物流や流通、さらに消費者にまでおよびます。

これら企業ごとの価値観や認識のズレが障害になるのです。

さらに、”自社の利益にならない不必要な作業を他社のためにどこまでできるのか”という点も課題の一つのようです。


この場合、各サプライヤーが費用対効果の見出せるシステムが必要です。

そして、そこから生み出される成果を連鎖させ、副産物として完全なトレーサビリティを構築するといったアプローチが必要とのことです!

ブロックチェーン・・・できそうじゃないですか?

私には、技術的要素は分かりませんが、相性が良い気がします。気のせいかも。(何度も言います。個人の見解です。)

内部トレーサビリティの場合

全体のリスクを見渡す必要があるトレーサビリティは、どうしてもトップダウンで作ることになります。

しかし、トップダウンでできたシステムで収集した情報は、現場で役に立たない危険性があります。

これは、情報を収集することや収集した情報に意味がないのではなく、情報の収集がトップと現場で二重構造になっていることが原因です。

トレーサビリティは、現場とリスクマネージメントの双方にメリットのあるシステムであることが重要であり、現場の生産効率を落とさずトップが必要な情報を得ることができるシステムであることが不可欠です。

キーワードは、トップダウン!中央集権的なイメージしか想像できませんね。

となれば、それを可能にできるのは、トップと現場の分散的な情報管理ではないのか?など想像してしまします。

ただ、トレーサビリティも奥深く、ブロックチェーンで解決できるところがあるのか?という思考までは至りました。

トレーサビリティとブロックチェーン技術

実際のブロックチェーン技術が”トレサビ”とどのように関われるかを調べてみます。

ここまで紹介した通りチェーントレーサビリティや内部トレーサビリティは、分散したデータを集約及び共有し、全体の状況を把握する有効な技術です。
しかし、この2つのトレーサビリティを運用するには、”データの改ざん”や”不正な閲覧”がないことなど、信頼性と安全性を保証する技術が不可欠ですね。

産地偽装もありますが、どこかで・・・情報自体が改竄されると元も子もない状態というわけです。

そして、このような課題を解決する手段として注目されているのが「ブロックチェーン」という技術であり、相性が良いよというお話です。

私は、そういうふうに理解しています。(個人の見解ですよ)


ブロックチェーンは、すでにさまざまな分野で活用されていますが、トレーサビリティの分野への導入も進んでいるというわけですね。

「ブロックチェーン」とは、簡単にいうと分散してデータを管理する技術です。

従来のトレーサビリティシステムでは、製品ごとに個別に作業履歴を残す作業が必要でした。

しかし、トレーサビリティに関わる企業や人は多岐にわたり数も多く、それらを一貫して管理することは困難です。

取引履歴を紙で管理する場合もあり、”取引履歴の改ざんが容易である”という課題がありました。


ブロックチェーンは「特殊な記録帳」を全体で共有する技術であり、「書き込まれた情報は改ざんできない」という特性があります。

ブロックチェーンで構成されたネットワークでは、ネットワーク上の全員が同じデータを保持するため、一部で障害が発生しても、他のネットワークで処理を継続することが可能であり、高い業務継続性を実現します。

また、データは順次、前のデータで連結されているため、データの改ざんは非常に困難です。
チェーントレーサビリティや内部トレーサビリティなどでは、このブロックチェーンという技術を導入することで、より迅速な対応と高い機密性を実現することが可能になります。

ブロックチェーンの大きなの特徴である「データの分散管理が可能である」「データ書き換えが不可能」という2つの強みを用いると、現在のトレーサビリティの課題を払拭できるわけですね。

この特徴を活かすことで、原材料や部品を製造する会社から、組み立てた製品を販売する会社、さらに市場に出回った製品まで、会社の枠を超えたトレーサビリティが可能になります。

ブロックチェーンにバーコードや2次元コードが必要な理由

トレーサビリティを実現するには、製造現場の現品に「原料/製品番号」、「ロット/シリアル番号」を付け、管理することが必要不可欠です。 
しかし、情報を現品に油性ペンで記入したり文字情報だけのラベルを貼ったり、さらに 現品とは別に帳票で管理するといった方法では、書き間違いやラベルの剥がれ、読み取りミスなどの「ポカミス」が発生し、ブロックチェーンは正常に機能しません。


このような状況を避け、低コストで課題を解決するには、バーコードまたは2次元コードによる情報収集が最も効果的になるわけです。

バーコードや2次元コードで変わるトレーサビリティ

ブロックチェーンには、正確なデータの収集が不可欠であり、バーコード・2次元コードシステムは、現品に印字された文字やコードを正確に読み取ります。

読み取り操作は簡単で、習熟度に関係なく誰でも操作することができることがポイントです。

読み間違えはなく、読み取れないときにはエラー音やLEDが知らせます。

また、レーザーマーカーで印字されたコードは、半永久的に消えることがありません。


このように、バーコード・2次元コードを活用したトレーサビリティシステムでは、文字やコードを各工程で正確に読み取って、実績データを収集します。

そして、これによりブロックチェーンは異品種の混入や使用部品の間違いをチェックし、事故防止の判断や次の作業指示を作業者に対して自動的に知らせるといったことが可能になります。

バーコードや2次元コードを使うメリット

トレーサビリティの実現には”企業間の問題”という大きな障壁があります。

この課題を解決する最も手軽な手段が、バーコードや2次元コードを使ったブロックチェーンシステムの構築です。


バーコード/2次元コードを使えば、企業ごとに異なる情報管理システムでも情報の受け渡しがスムーズになり、 各ポイントで必要な情報を取り出すことができるようになります。

また、原材料の生産者には生産管理によるメリットを、流通を請け負う企業には物流管理によるメリットをもたらします。 

しかも導入コストは低く、各企業が共通のインフラでデータの受け渡しが行えます。

そして、ブロックチェーン技術による高い機密性は、各企業の大切な情報を不正なアクセスや改ざんから守ります。
このように、バーコードや2次元コードを使うことで、データ収集を行うすべての企業や工程にメリットをもたらすと同時に安全なシステムの構築が可能になります。

今後の【Symbolの社会実装を探る】

というわけで、トレーサビリティとブロックチェーンについてなんとなく理解したました。

これで、下記のようなトレサビ!Symbol!も理解して、応援しやすくなりそうです!

どうですか?

この投稿も応援しやすくなりませんか?

次回からの【Symbolの社会実装を探る】Symbolブロックチェーンとトレサビは、下記の通りです。

  • サイアムレイワの調査及び記事化(初心者レビュー)
  • Bimtrazerの調査及び記事化(初心者レビュー)
  • Iwichainの調査及び記事化(初心者レビュー)
  • ShizuiNetの調査及び記事化(初心者レビュー)

まだまだありそうなので、調べてみたいですね。

さいごに

今回は、【Symbolの社会実装を探る】 番外編 トレサビってなに? について書いてみました。

どうでしたか?

改めて”Symbol”とブロックチェーンの名前が出にくいことも理解できたかと思います。

今後の更なる社会実装を理解する上での、トレサビ情報です。

本当にブロックチェーンは、基盤ですから。裏方ですから。

トレーサビリティ自体も企業内部のことで気づきにくいですよね?

この調査をもとに、Symbolのトレサビ(トレーサビリティ:traceability)について次回から調べていきます。

実際に見えにくいので、開示はされていないかもしれません。

ただ、Symbolは、確実に、確実に、社会実装されてきていることを調べてみます。

少しでも皆さんのもとに情報が届けば幸いです。

ビットコイン?暗号資産XYM(Symbol)?なにそれ?怪しい?

その次元は、クリアされつつあるのです。

インターネットが社会に実装されてきたように、今から社会の課題解決にブロックチェーン技術の導入(裏方だよ)が始まるかもしれません。

これを踏まえて、次回からは、トレーサビリティと「Symbolブロックチェーン技術」の調査です。

お見逃しなく!

現場からは、以上です!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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